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Konovalov, S. V.; Mikhailovskii, A. B.*; 小関 隆久; 滝塚 知典; Shirokov, M. S.*; 林 伸彦
Plasma Physics and Controlled Fusion, 47(12B), p.B223 - B236, 2005/12
被引用回数:7 パーセンタイル:24.62(Physics, Fluids & Plasmas)新古典テアリングモード(NTM)は、トカマクプラズマにおいてプラズマ圧力を制限し、閉じ込めを劣化させるものとして知られている。NTM成長における鍵となる役割は、プラズマ流,温度,密度であり、熱伝導や粒子拡散や粘性による磁場に垂直方向と水平方向の輸送によって決まる。この発表は、垂直異常熱輸送とイオンの粘性効果のNTMへの影響を理論的に調べた。
中村 秀夫; 久木田 豊; 田坂 完二*
Journal of Nuclear Science and Technology, 32(7), p.641 - 652, 1995/07
被引用回数:5 パーセンタイル:49.5(Nuclear Science & Technology)ROSA-V/TPTF装置の水平管テスト部を用いた蒸気/水二相流実験(圧力≦12MPa)を行い、スラグ流から波状噴霧流への遷移は界面波頭からの液滴発生により生じ、液滴発生時の気液相対速度は圧力上昇と共に大きく減少することを見い出した。また、LOCA計算コード等に使用されているモデルや相関式の検討から、Steen-Wallis式を気液相対速度をパラメータとして改良すると、TPTF実験での液滴発生開始の圧力依存性が良く予測できることがわかった。更に、比較的低圧(約3MPa)では界面波高が高い為、より小さい気液相対速度で遷移が生じることが分かった。
池添 博; 鹿園 直基; 永目 諭一郎; 杉山 康治; 冨田 芳明; 井出野 一実; 岩本 昭; 大槻 勤*
Physical Review C, 42(4), p.1187 - 1190, 1990/10
被引用回数:16 パーセンタイル:61.45(Physics, Nuclear)O+Au反応で複合核が核分裂する以前に複合核より放出される陽子とHe粒子を、核分裂片との同時計測により測定した。陽子とHe粒子のエネルギースペクトルにより、それら放出粒子の放出障壁が測定された。その結果、放出障壁は、逆過程である融合障壁にくらべHe粒子で2MeV、陽子で1MeV下がっていた。これは熱い原子核からの粒子放出メカニズムが、その逆過程の融合過程ではシミュレートできない事を示している。又、放出された粒子の多重度を、入射エネルギーの関数として測定した。統計モデルに基づく計算と比較する事によって、放出メカニズムを議論した。
井岡 郁夫; 依田 真一*; 小西 隆志*
Carbon, 28(6), p.879 - 885, 1990/00
被引用回数:10 パーセンタイル:52.87(Chemistry, Physical)圧縮及び引張荷重下での4種類等方性黒鉛から発生したAEを測定した。そのAEは、相対エネルギーレベルにより2種類に大別できた。相対エネルギーレベルの低いAEは、荷重負荷初期から発生し、破壊に至るまで測定された。相対エネルギーレベルの高いAEは、かなり高い荷重で相対された。それらの発生源としては、前者が基底面間のへき開に、後者がバインダー部の破壊に対応することを示した。また、後者のAEが発生する応力をAE応力と定義し、AE応力と破壊強さの実験式を示した。得られた結果は、AE法により破壊強さを事前に予想できることを示唆するものである。
楠 剛; 伊藤 泰義; 横村 武宣; 大辻 友雄*; 黒澤 昭*
JAERI-M 86-087, 24 Pages, 1986/06
舶用炉においては、船体運動に伴なう重力加速度の変化によって限界熱流束が受ける影響を明らかにすることは炉心の熱水力設計手法の確立並びに安全性評価の為に重要な課題である。本共同研究は、サブク-ル沸騰域において重力加速度の変化が気泡のふるまいに及ぼす影響を定量的に究明することを目的とする。実験では、作動流体としてフレオン113を用いる。本報は、実験装置と予備実験として行なった静止時の沸騰開始熱流束及び種々の熱水力学的条件における気泡径の測定結果について記す。
桜井 文雄
JAERI-M 9449, 30 Pages, 1981/04
JMTR及びJRR-2の炉心を低濃縮燃料に転換するための検討の一環として、これら低濃縮燃料炉心の熱水力的検討を行なった。使用した熱水力計算コードは、ANLが研究炉濃縮度低滅化のために開発したCOBRA-3C/RERTRである。検討した各種低濃縮燃料炉心のONB(onset of nucleate boiling)及びDNB(departure from nucleate boiling)に対する余裕度は、冷却水流速を現行炉心より大きくしたため、高濃縮燃料炉心である現行炉心より大きくなった。但し、各炉心の冷却水全流量は現ポンプシステムの容量内である。以上より、高U密度燃料が開発できれば、JMTR及びJRR-2の低濃縮燃料炉心は、現ポンプシステムを交換しなくても、現行炉心と同程度の熱的余裕をもって運転し得るとの結果を得た。なお本研究は、研究炉用燃料の濃縮度低減化に関するJAERI-ANL共同研究の一環として、著者がANLにおいて行ったものである。